再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 59

五人がかりでもマダラを捕らえることは出来ずにいた。無理もない、すべての攻撃がすり抜けるという特異すぎる能力をマダラは持っている。

 

 マダラ【流石は■■■の万華鏡写輪眼の力だ。まぁ並行世界では■■■が俺の代わりに暗躍してもらったが…。今度は違う。さて、そろそろお暇しよう。石板はもうこちらにあるからな。】

 

マダラの用事はもう終わった。後は那由多神殿と呼ばれるところに帰還するのみ…なのだが。

 マダラ「さて、鬼ごっこは終わりだ。俺はもう塒【ねぐら】に戻る。」

 ブギーポップ「そうかい?あれだけ暴れてよ良く言えるね。」

 マダラ「それは図書館的な話でか?俺には関係ない。戦争ばかり駆り出されていた俺には本など縁が遠いからな。まぁ、しいて言うなら【木の葉の里】創設後は、里を統治するため勉学には励んだが。」

 ゲーニッツ「そうですか?聖書とかおすすめですよ?っとそうではありませんでしたね。話が逸れました。さて、うちはマダラ。あなたはその石板を用いてどうするつもりなのですか?あれは怪物を蘇らせる物。…まあ、考えていることは明白ですが。」

 

 

ニヤリとマダラは笑う。どうやら、ゲーニッツの考えていることはおおよそ当たりらしい。何せ、その石板は邪神を復活させる物。牧師的には絶対に阻止しなくてはならない。…実の所、もう既に阻止できているのだが、できるだけゲーニッツは言わないようにしている。