再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 73

オベロン【足が重いなぁ。なんでだろ?これ以上、先に進みたいのに、進めない。】

誰もいない廊下を進むオベロン。するとどうだろう、しばらく進むと思い出した先ほどの光景…謎の研究室で会話をする三人がいた。

 オベロン「ああ、あの時の…思い出してきた。そう、あの日マスターに会いに行こうと思ったらこんな場所に突然ワープしてたんだったか?」

 

どうやら、丁度マダラとオベロン、そしてアルトリア・キャスターが会話を始めるところだった。

 マダラ「自己紹介がまだだったな…俺の名は【うちはマダラ】。お前たちが知る汎人類史や異聞帯、そして特異点いずれでもない完全な異世界の者だ。」

と、仮面のしたからのぞかせる不思議な文様をした目【万華鏡写輪眼】をのぞかせながら二人を見つめるマダラ。…いやぁ、今日はいろんなことに出会える良き日だなと。

 オベロン「…なるほど。今回の事件の黒幕は君…というより君の上司かな?」

 マダラ「上司…というのはやや語弊がある。まぁそんなところだ。【あいつは縦のつながりを嫌うがな】セフィロスはもう十分といっていいほど暴れた。後は、カルデアのマスターと直に話したいが…恐らく、最後の抵抗がそろそろ始まる頃だ。おとなしくしておけばいいものを。」