片翼の天使 9
ベン「さてさて厄介なことになった。…さて、そちらにおられているのはもうわかっているのですよ?」
六道仙人「どうやら、気づかれてしまったわけですな。それも仕方がないでしょう、まさかの■■■■相手なら、姿を隠していても、この通りばれてしまうでしょうな。」
どうやら、六道仙人であっても敬意を表す相手らしい。ベンと名乗る人物、なかなかすごい人物らしい。
ベン「いや、本来ならもう消えていた筈なのになぜか再びこうして意識がこの宇宙のどこかにある星で表層に出てきてはいけない存在なのだ。」
六道仙人「しかしです。そうだとしても、こうしてテレパシーで話し合っているということは、この宇宙があなたをよんでいるのです。」
ベン「そういうことは、本来宇宙を警備している組織や聖闘士にでもまかせておけばよいのだ。と言いたいところだが、フォースがそれを許してくれないらしい。」
ベンは、そういいながら嘆息した。果たして、何億年と時間がたったことか。そして、その復活した理由がまさかあの男が復活して暗躍しようとしているとは。その前に、今はその彼と同等かもしれない男が暴れ始めたので、まず山本次官をこの冬木へ一旦ではあるが連れていく必要がある。