冬木編 はじめはアインツベルン城4

そして、最後のセリフを言ったのは【ワイ・アット・アープ】。偽の冬木にて山本たちを襲った刺客。その正体は、那由多銀河が召喚したサーヴァントだ。その在り方は、生前とは反転し、西部のガンマンとしては変わりないが、悪漢を狩る側が悪漢になってしまったというところだ。

 

彼について解説する前に、【OK牧場の決闘】という話を聞いたことがあるだろうか?西暦1881年10月26日。場所はアリゾナ州のトゥームストーンという町で起こった。バッファロー狩りで名を馳せ、その腕を見込まれ保安官となったワイアットは、土着の悪漢を討伐するために牧場の馬のつなぎ場で銃撃戦となり、勝利。のち、ハリウッドで映画化され人気を博す。…表向きは。

 

それはあくまで彼がハリウッドで指導員として自信を売り込んだ時に言った話であり、真実は違う。今は【ガンナー】もしくは【アーチャー】と呼んでくれて構わんと言っているが、それは表向き。真の彼のクラスは【■■■■■ー】。それはすぐさま語られることになる。

 

そんな五人は、アインツベルンの森にあるありとあらゆる罠仕掛けを突破しながら森を突き進む。

 桃白白「それぐらいしてもらわねばいかんよ。罠を破壊するのは別料金だ。話によれば、罠を破壊すればそれだけボーナスを出してくれるという話だ。」

  君麻呂「ふむ。あの人気前がよさそうだからね。まぁ、大蛇丸様に比べればどうかとは思うけど。」