決戦 アインツベルン城 1

ラマダンティス「そこの三人。しっかりと敵を見ておかねばなるまいというときに何をしている!!」

 ドフラミンゴ「ああ、いや。ちょっとした雑談だ気にすんな。…ほかにも見てるやつがいやがるからそろそろやめておこう。…異界の連中がこの戦い見てやがるはずだ…。そうそう、ラマダンティス。【メインディッシュ】はあの五人をあの剣士さんが倒してからだ。出てくるぜ、あの剣豪さんが決着をつけるためによ。そうだろ、スパイさんよ。」

 

 そう、この戦いを陰で見ているものがいた。名を【アーデン・イズニア】という。いろいろな世界であちらこちら出没している謎の男である。表向きはアメリカ副大統領らしいが、もう一つの顔がこれである。いや、あくまでこれは顔の一つらしいということで本当の目的は誰も知らない癖のある人物だ。

 アーデン「はいはいよく聞こえてますよ四人とも。剣豪さん、いまスタンバってるから待っててね。あ、それからもう一つ。滅茶苦茶いっぱいの人見てるからよろしく。昼の件もあるから余計に興味持っちゃったひといるみたいだから。」

 

その通り、昼場山本が寝ている間に起きた冬木事変で色々的に感づかれてしまった。しかし、そのおかげで時空省には頼もしい仲間も増えていた。それは今から手に取るようにわかるようになる。