決戦 アインツベルン城 7

そうして、二人を戦闘不能にする山本。残るは後三人、殺し屋、忍び、そしてガンマンの三人。一つの決着がつこうとしていたそのころ、白の内部でも動きを始めていた。

 

 イリヤ「今日は本当にいろんなことが起こるわね…。この森、乗り越えるだけでも大変なのにどうやって入ってきれいるのかしら?」

 クラウド「分からない。でも、確かにこっちの森の方が本物だろうなということは分かる。こっちの方が確かに敵の侵入をほぼ許していないからな。…そういえば、偽冬木の話はしてたかなイリヤ?」

 イリヤ「ええ、あのちゃらんぽらんなふりして意外としっかりしてるお兄さんから聞いたわ。偽冬木とは言っても、この冬木すべてが偽物なんじゃなくて、敵の黒幕さんが六ケ所に作った偽空間だったかしら?」

 

二人は、いる部屋から別の部屋に移動しながら会話を続ける。向かう場所は、今までと新しい仲間ないし協力者たちがいる複数の場所だ。その前に、いろいろ確認のために偽冬木の話をする。

 クラウド「そう、とはいっても、もう4つ破壊したからあと二つ。一つは場所が割れたが、もう一つがまだちょっとわからないみたいだけど。」

 イリヤ「それなら、私は分かっちゃったんだよねーもう一つの場所。昼間冬木のマスターみんなと協力して、後は私が見つけたから。」

 クラウド「流石、あの衛宮君のお姉さんっといったところか?侮れないな。」

 イリヤ「ふっふーん。その通り。こう見えても、私はシロウのお姉さんなのだー。っと、この部屋ね。んじゃ、中に入ろうかしら?」