決戦 アインツベルン城 19

 山本「残念だが、俺には良い格闘家の師匠がいてね…。」

そのまま山本は君麻呂に背を向けたかと思いきや、桃白白の技を【捌いた】のだ。

 桃白白「何!…まさか、その技!」

 山本「そう、合気道さ!終わりだ桃白白!!そして君麻呂!!死人が生き返ってはいけない!!再び黄泉に変えるがいい!!」

初めからこれが狙いだった。正拳突きを素早く左手で掴むとそのまま相手の勢いを利用して君麻呂の方へ勢いよく飛んでいく。そのまま彼は骨に貫かれ、全身を切り刻まれる。予想外の出来事に驚いた君麻呂。山本は、そのまま君麻呂の頭上へ飛び、相手に二刀のうちの残りの一刀で打ち取った。これで、お互い重傷をおい、戦闘不能となる。

 

 マダラ「やはり、あの男強いな。…さて、前座はここまでだ。が、次で決める。さて、そろそろ来る筈なのだが…。その前に、ワイアット、聞こえるな?」

彼の応答に、茂みに隠れていたワイアットは、マダラに対して応答しようとしたが、残念ながらそれはできない話だった。その前に、マダラは何かがワイアット目掛けてすさまじい音で飛んでいくのを聞いた。石である。何者かが石をワイアット目掛けてはなったのだ。陸奥圓明流継承者、陸奥九十九である。

 マダラ「何!!まさか!!」

 陸奥「そのまさかだようちはマダラ。一応、あんたは今回は見逃してやるから、そこの卑怯者を持って帰って逃げな。もうすぐ、この城からあの将軍様除いてみんなやられる筈だぜ。」

彼の言う通り、各々、決着がつき始めていた。まずは、クラウドチーム。相手は16人いるものの、もう既に半分やられていた。