決戦 アインツベルン城 22

 衒蜥流十六衆大将「ふっ、なめられたものだな。なら、俺たちから行くぜ!くらえ!【衒蜥流千攻陣】!!」

衒蜥流千攻陣!衒蜥流十六衆の奥義である。大将格が空中から、そのほかのメンツが四方八方から総攻撃を行うというものである。まず、この技でクラウドを襲撃し、血祭りにあげる…予定だったのだが…

 クラウド「LIMIT LEVEL3 画竜点睛!!」

クラウドは、剣を正面に構えると、彼の体の周りから激しい突風が吹き荒れる。衒蜥流十六衆は、その突風で吹き飛ばされ、地面に突っ伏す形となる。

 衒蜥流十六衆「な、なんだ?何が起こっている。」

 クラウド「お前たちを倒すための下準備さ。…まとめて空の彼方へ招待してやる。」

合体剣の周りを覆う巨大な風のエネルギー。そのまま、クラウドは剣を持ったまま相手に向かって一回転し剣を振ると、巨大な竜巻が発生。そのまま彼らをどこかで消し飛ばしてしまった。

 衒蜥流十六衆「ぎやぁぁぁあああああ。」

 クラウド「哀れだ。腕を磨いて出直すんだな。」

クラウド組は、こうして何事もなくあっさり終わった。

 エルキドゥ「なんだったんだろうね?」

 クラウド「うーん、なんだったんだろうか?」

 エルキドゥ「…ま、何もなくて何より。山本さんの所に行く?」

 クラウド「いや、まぁあの人ならよっぽど、例えば俺のストーカー以外ならまぁ何とかなるんじゃないか?」

それもそうだということで、二人は屋敷内に不審者がいないか確認しに行くことにした。