再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 7

と、自分が何を言っているのかわからない状況になっている新所長。大丈夫、ここにいるカルデア職員並びにサーヴァント、そして本人たちもなぜこうなったのか理解していないので。

 ダヴィンチ「なんだかややこしくなっちゃうよねー。それじゃ、男の子のほうを藤丸君もしくは藤丸。女の子の方を立香ちゃんないし立香ってよんであげようか。そっちの方がすっきりしてて話が進むし。」

 ゴルドルフ「そうだな、そっちの方が混乱せずにいい。それで、藤丸と立香は本当にどうしてああなったのかねぇ?」

 ダヴィンチ「うーん、今回も何か特異点か何か絡んでいるんだろうけど、今の所は何もない。カルデアスも反応無しと来ているから。…一体全体どうしてしまったというんだろうね?」

 

そのころ、分裂してしまったカルデアのマスターは、彼らの後輩兼ファーストサーヴァントである【マシュ・キリエライト】とカルデアの一室にある自分の部屋で話をしていた。意外なことに、三人とも思ったよりは明るい雰囲気で話をしており、存外にもそこまで重苦しい感じにはなっていなかった。

 藤丸「…そうそう、あの時はマシュがいたからこそこうしていられるんだよなー。」

 立香「そうだね。ほんと、私たちってマシュに助けられてばかりだね。いつもありがとうマシュ。」

と、ほめちぎるマスター。そんな二人に、ドギマギしながら聞いている状態のキリエライト嬢である。