再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 53

どうやら、番外でも戦闘が始まった最中、その上では敵方による一方的な交渉が始められるところだった。ジェノバは、にやりとした不気味な笑みを浮かべながら、ゆっくり話し始める。

 ジェノバ「じゃあ私が何を望んでいるか話すと致しましょう。…簡潔に言うと、君たちカルデアに興味があるの。そのために、私たちと協力しない?良ければ、この私に新所長の座を譲ってもらえないかしら?」

大胆発言である。どうやら、彼女が望んでいることがかなりぶっ飛んでいるということがカルデアに知れ渡ることとなった。

 ダヴィンチ「いや、かなり大胆だなそこの博士!?流石にそんなこと許されるわけが…いや、あえてか?もしかして、いやそれだとやりすぎだと思うんだけど、君が戦力を見せびらかしたのって君たちが我々の戦力になるっていうことを示すためか?」

 ジェノバ「それもあるわ。でも、それだけじゃない。君たちに有利な情報をあげよっかなーなんて思っているの。…第七異聞帯の情報。私持ってるの。」

 

またしても衝撃発言だ。いや、なんなんだこの博士?あのセフィロスとかいう男もそうだが、この二人、色々と異次元すぎるのではないか。それもそういくら何でも色々と。

 ゴルドルフ「いやいやいや。あれだけカルデア荒らしまくって今度は譲歩だぁ!?ふざけすぎではないかな君たち!?それとも何か?君たちがこれからカルデアに加われば何も怖くないとでも!?冗談じゃないね!このカルデアの惨状は君たちのせいだぞ!?」

 ジェノバ「いや、それならもう彼ら回復してあげたから動けるはずよ?」