再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 54
再び鋭くっ突っ込みを入れようとするゴルドルフ新所長。いや、先ほどまで皆倒れていた筈…だったのだが、おかしい。サーヴァント達は、確かにあの長刀に斬られたはずだったのに、いつの間にか傷がふさがっていること、それと同時に体力が戻っていることに気が付いたのだ。
カストロ「…むっ?これは一体どういうことだ?」
マンドリカルド「いや、確かにどういうことになってるんすかねぇこれ?間違いなく俺たちあの長い刀で斬られたはずなんすけど…。」
セフィロスと戦ったサーヴァント達は、自分の体を確かめる。間違いない、傷がふさがっている。どういうことなのだろうか?あれだけ激しい戦闘を行い、そして傷を受けたはずだ。が、何ともない。
ゴルドルフ「え?ほんと?技術顧問?サーヴァントのバイタルチェックどうなってるの?」
ダ・ヴィンチ「信じられないけど、彼女の言う通りだ!全サーヴァントバイタル正常。全く問題なしだ!」
皆信じられないといった表情だが、間違いなく全サーヴァント負傷者無しという結論がデータとして間違いなく出たのだ。皆がうろたえる様子をみて、満足そうな笑みを浮かべるジェノバの姿があった。
ジェノバ「ふふふ、狼狽えているようね。それもそうでしょう、今起こったことが信じられないというのは仕方がないことですものね?でも、これは事実。もし私たちが味方になったらこれがいくらでも受けれらるということ。わるくないんじゃない?」