再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 57

ームズ「…ん?」

 ゴルドルフ「…え?」

 ダ・ヴィンチ「いまなんて行った?」

彼らだけではない。モニターやらカルデア内の放送やらで話を聞いていた全ての者【もちろん図書室の人たちも含む】がドン引きする内容がつらつらと出てくる出てくる。

 アルトリア「貴方、初めからそのつもりだたというわけだったということなんだ。ホルマリン漬けの次は脳だけのこして意識だけ残して永久保存…ふざけてるの?そもそも、マスターのことをはじめから実験動物としか思ってなかったというわけ!?…あなた?あの二人のことを、これまであんなにつらい思いをして世界を滅ぼしてきたあの二人をただの実験動物にしか見てないんて!」

 

彼女は、気持ちを落ち着けて話すつもりだった。しかし、口を開いた。開いてしまった。そうなると、いきなりの状態からもう止まらない。

 ジェノバ「ちょっと君?いきなり出てきて口を広げたと思えば何…」

 アルトリア「何じゃないわよこの宇宙人!!というかマスターだけじゃない!!みんな聞いて!こいつらこの組織を利用してあらゆる世界を葬り去ろうとしているみたい!…黒幕がいる…とんでもない黒幕が。あらゆる世界を滅ぼそうとするとんでもない悪魔が。」

 

彼女の言葉を一通り聞いてジェノバは只一言こう述べた。

 ジェノバ「…いいじゃない。そのために私は【あの人に手を貸した】の。…マルチバース?いらないわそんなの?世界が多すぎるからみんな苦しむんでしょ?世界を滅ぼしまわっているのはそっちもでしょ?その組織の代表であるマスター。どんな生物なのか、私の部屋に閉じ込めてずっっっっと観察して研究したいじゃない?!どんな精神構造?脳の形?そしてその人生!!!余すことなく鑑賞したいもの!!!!」