再臨・片翼の天使 ノウムカルデア 68

彼の言う通り、ギリシャ勢はもうほぼほぼ戦闘不能となっているサーヴァントばかり、古代ローマ勢も加勢しているが、少々怪しくなってきた。

 土方「今、テスラとエジソンが向かっている。機械化歩兵を使って何とかしようとはしてるらしいが、ただ単に数だけでは無理かもな…っと、なんかもう爆音響いているな。」

残念なことに、彼の言う通りのことが起こっていた。

 エジソン「馬鹿な!!!私の機械化歩兵が一瞬で殲滅玉砕だと!!」

ホワイトライオンの頭に、某有名アメリカンヒーローを混ぜ合わせたようなコスチュームを着込んだ巨漢となっているカルデアエジソン【どうしてこうなったかというと、英霊としては弱かったため、歴代アメリカ大統領の英霊が力を貸しているため】は、自身の作った機械化歩兵百数十体が一瞬にしてやられたことに愕然としていた。

 

テスラ「何をやっとる凡骨が!!!ま、流石に仕方がない。あれはまさに化け物だ!」

比類無き天才。絶世の美男子。現代のプロメテウスである彼でさえ相手は驚愕だ。彼のスキルであるガルバニズムでも中々相手に傷を負わすことが困難だ。説明すると、生体電流と魔力の自在な転換、および蓄積。魔光、魔風、魔弾など実体のない攻撃を瞬時に電気へ変換し、周囲に放電することで無効化する。また、蓄電の量に応じて肉体が強化され、ダメージ修復も迅速に行われるようになる。生命活動を肉体に宿る電気で説明するガルバニズムの概念は、フロギストンやエーテルと同じく、錬金術のカテゴリーに属しているらしい…