2016-01-01から1年間の記事一覧

クーフーリン

出展 fate シリーズ 紀元一世紀前後のアイルランドの戦士。彼の出身であるアイルランドで現在でも語り継がれる【ケルト神話】の登場人物である。一撃必殺の槍【ゲイボルグ】を所有する。今作では、主人公である山本の知り合いであるが、一体どういった因果で…

サーヴァントと助っ人 25

ちなみに、この時の山本次官の活躍で、彼の異名の一つである【生けるサーヴァント】という仇名がつけられることになる。今は語ることが出来ないのは残念であるが、彼の言う通り、語る機会があれば語るとしよう。 さて、疑問が解決したところで、これからどう…

サーヴァントと助っ人 24

良牙「へぇ。そんなことがこの街で。…でもよ、そんなことなんで知ってるんですか?話によると、この話については知らない人のほうが圧倒的に多数という話だそうですが?」 ランサー「ま、話をきいてなんとなく察しがついたかも知んねぇが、おれも立派なサー…

サーヴァントと助っ人 23

このように、彼らが危機的状況に陥っている一方で、元就たちがこちらに来ているということは露とも知らない山本は、現状を把握するためにランサーと呼ばれる男性と話しあっていた。他の二人、【サーヴァント】と呼ばれる少年ビリーと、一緒にこの時代に飛ば…

サーヴァントと助っ人 22

バーサーカーは、次第に何かに呑まれていく。ついには、自分の意識まで重くなってきた。彼は、このような重鈍な気持ちに耐えうる精神をもっているはずなのだが、一体どうしたこのなのか、まるで、何かに自分を操られているような感覚に陥ってくる。しかも、…

サーヴァントと助っ人 21

始めは、イリヤも自分の目を疑った。ヘラクレスの様子が何かおかしい。それに気づいたときにはもう遅かった。完全にドゥークーの術中に陥ってしまったのである。 ドゥークー【さて、やっと御すことに成功したか。…ならば、後は私の思うがままあの巨人を動か…

サーヴァントと助っ人 20

ここはその老人についていった方がいいだろうと決めた彼女は、形勢逆転と見ていつでも援護できるように態勢をとる。 イリヤ「そうね、いきなり襲い掛かったんだから、それなりの落とし前はつけてもらうわ。」 伯爵「そうかね、その落とし前がつけられたらさ…

サーヴァントと助っ人 19

伯爵【…さて、流石に厳しくなってきたか…仕方あるまい。ここは一旦態勢を立てなおして…】 そのまま伯爵は、一旦距離を置いて別の戦闘方法を試みようとしたが、その時、何かが彼の顔の横をかすめていった。 伯爵「…何だ?」 伯爵は、何が飛んでいったのか確認…

サーヴァントと助っ人 18

さて、この時生じた巨大な音が、元就一行を気づかせたのだが、彼らが現地にたどり着いたのはそう時間はかからなかったようである。 元就「さて、どうやら問題の場所まで来てしまったようだけど。先ほどから聞こえてくる話を聞く限りでは、我々はあの子に味方…

サーヴァントと助っ人 17

その老紳士は、そのまま武器を受け止めただけではない。更に驚くべきことに、その巨人を遠くへ吹き飛ばしたのである。バーサーカーのマスターであるイリヤは何が起こったのか全く理解でき無かった。それはそうであろう。かの英雄ヘラクレスが、いくら相手が…

サーヴァントと助っ人 16

イリヤ「にしても、一体あなた何を考えているの!?戦わないふりをしたと思ったら、今度は戦闘意欲バリバリじゃない!!」 伯爵「それはそうとも。戦闘を避ける必要がこれで無くなってしまったがゆえですよイリヤスフィール。相手が、そう。セイバークラスや…

サーヴァントと助っ人 15

しかし、魔力反応に代わりはなく、その上一体何を考えているのか皆目見当もつかないのである。ただ、彼の雰囲気が、急に変わったのだ。彼の雰囲気は、先ほどの紳士的な態度はなりを潜め、狂気、怒り、憎しみ。━負の感情を全面に押し出した暗黒面に覆われ始め…

サーヴァントと助っ人 14

そして、ドゥークーはあることを忠告するために口を開き始める。不思議なことに、その時の老紳士の顔は、何かうれしさや笑顔を隠しながら話しているように見えた。 ドゥークー「しかし、そちらのサーヴァントは恐らく名のある英雄なのでございましょう。私の…

サーヴァントと助っ人 13

そもそも、彼女が異変に気づいたのは、城の外で騒ぎが起こり始めてからだ。外で警備していた使い魔が、何者かが侵入したと知らせたと同時に、外から爆発音や何かが四散する音が聞こえてきた。何が起こったのか理解でき無かったが、強力な魔力反応を持つ何か…

サーヴァントと助っ人 12

だが、中々厳しいのではないかというのが彼の本音であった。一体何者かわからないが、その巨人に手を出すのは至難の技であることは良くわかっていた。 ドゥークー「…成程、そういうわけか。我々以外のサーヴァントは初めて見るが、これは強そうですな。」 イ…

サーヴァントと助っ人 11

そのまま、二人は展望廊下を歩きながら、眼下に広がる巨大都市を見つめる。そのまま老人は、ドゥークーのほうを振り返り、やさしい口調でかつての弟子を迎え入れる。 ドゥークー「しかし、まさか別の銀河で、しかも遥か未来でこのような形で出会うとは。この…

サーヴァントと助っ人 10

ドゥークー「分かりました、イリヤ殿。そう呼ばせてもらいます。…しかし、そう呼ぶのもあと僅かかもしれませぬぞ?」 イリヤ「ま、なんとなくあなたが考えていることは分かるわよ。用があるのはこの私でしょう?」 ドゥークー「そういうことになりますな。……

サーヴァントと助っ人 9

ドゥークー【ほう、この娘がそうか。成程、見た目は確かに少女そのものだ。…しかし、底知れぬ何かを感じる。】 ドゥークーは大人しく武器を納め、少女のほうに目線を合わせる。 ドゥークー「これは失礼した、レディ。何やらあなたの警備兵が私を大変警戒して…

サーヴァントと助っ人 8

そして、次から次へとやってくる小さい魔術師は、次第に数が減っていき、数えるほどまでに減ってきてしまった。そして、遂に諦めてしまったのか、残っていたシュトルヒリッターは全て彼の前からいなくなってしまった。あたりは次第に静かになり、何も起こら…

簡潔用語集

・時空省 22世紀ごろから存在する組織で、初めのころは【時間犯罪】を犯すものを取り締まる世界的組織だったが、24世紀初めごろには【平行世界】や【異世界】からやってきた【空間犯罪者】も取り締まるようになる。主人公たちはこの組織に所属している。 ・…

ニコラ・テスラ

ニコラ・テスラは、20世紀に実在した科学者である。彼の名を模した【テスラコイル】という実験道具も存在する。絶世の美男子であり、雷電を人間の手で自在に使えるようになったのは彼のお陰である。今作では、25世紀で知り合った元就の友人という形で登場。…

サーヴァントと助っ人 7

しかし、それがまずかった。これこそ、罠である。 ドゥークー「ん?何やら様子がおかしい。今までは触れると地雷のように爆発したり、何かしらの魔術や呪いが発動するタイプだったが、今度は違ったようだな。」 だが、そんなことを口走る彼の表情は余裕その…

サーヴァントと助っ人 6

さて、ここで話を進める前に、爆音が起こる数分前まで時間を戻す。このことは、元就達は知らない話である。この森に、明らかに似つかわしくない人物が入りこむところから物語が始まる。背は190センチメートルは超えているだろうその人物は、白髪であると…

サーヴァントと助っ人 5

そうですねと力なくしかないハーメルン。しかし、何故こんな貧乏くじを引かされたのか。早く自分が元いた世界に帰ることが出来たらこれほど楽なことは無いだろうと心の中で思うのであった。しかし、いつまでも意気消沈しているところではない。どうやら、も…

サーヴァントと助っ人 4

元就「へぇ、この森個人の所有物なんだ。ん?ちょっと待って。それ本当?」 ハーメルン「ええ、間違い無いですよ。このパソコンのネット回線は25世紀から時空を超えてWI-FIで届く上に、快適な通信で更に正確です。ほら、この時代の冬木市のデータを取りこ…

サーヴァントと助っ人 3

ハーメルン「それは別にいいとして、どうしますこの状況。」 元就「…どうしようか。君の大型バイオリンで音を鳴らすのはこの場合駄目だからね。」 だが、ハーメルンは彼の言葉に対してケロッとした表情のまま、 「これ、鈍器にもなりますよ」と平然と返して…

サーヴァントと助っ人 2

元就【これはまずい。非常にまずい。何とかここから抜け出せる方法は無いか考えてみよう。…と思ったけど、恐らく時すでに遅しという状況になってるね。】 それもその筈。音の数が明らかに増えている。一体この森には何がいるのか?もしや、敵にこちらの存在…

サーヴァントと助っ人 1

どうやら、うまくいったらしい。元就は深く胸をなでおろした。どうやら、【英霊召喚】という儀式に成功したようだからだ。 元就「さてさて、これで形勢逆転できたかな。…これで、君たち【シス】を止めることが出来るだろうね。」 さて、ここで少し話の場面を…

ダークサイドの力 16

ホウ統「おや!テスラ殿体がすごく光ってるよ!こりゃあ一体?おや、アタランテ殿も体が光り輝いているけど、一体どうしたんだい?」 いきなりの展開で驚く一同。それもそうだろう。いきなり何の説明もなしに怪奇現象が起これば驚くほかない。しかし、二人は…

ダークサイドの力 16

気づいたときには、エドワードはがっくりとうなだれていた。この状態を放っておけないと、弟のアルフォンスが、時間稼ぎのためにレンの相手をしていた。しかし、それももう少しで態勢を崩されそうな所まで来ていた。 テスラ「たしかに、あの兄弟が敗北するの…